寝たきりの入院生活から施設へ、取り戻した笑顔と活力

名取市 佐藤方子さん
利用サービス:住宅型有料老人ホーム「ナーシングホームあかり」に入居

「面会OK」を条件にみつけたここは第二の自宅です

昨年何度も入退院を繰り返しながらも自力で歩き、普通に会話できていた母が、コロナ禍で面会ができない間に一気に認知症が進行。ほぼ寝たきりの状態に。2020年12月、入院先の病院から移るかたちで『ナーシングホームあかり』に入居しました。病院には「もう口から食事を取ることはできないので胃ろうを」「退院後は医療的ケアがある施設でないと難しい」と言われ、食べることが好きな母の楽しみを奪いたくなく、胃ろうは拒否。ケアマネジャーさんに入居可能な所を探してもらうことになりました。療養型の病院も検討しましたが、今はどこも面会ができない。認知症がある母にはオンラインではダメなんです。直に会って触れ合えることが、施設選びの一番の条件でした。ナーシングさんは好きなだけ面会ができる! これが何よりのポイントです。訪問看護ステーションが併設され、いざという時は24時間医療的なサポートが受けられることも魅力でした。先日母が熱を出した際も、看護師さんがすぐに駆けつけてくれてひと安心。ここに入って良かったなと改めて思いました。

見学に訪れた時に言われた「ここは自宅です。方子さんの新しいお家だと思って来てください」という言葉も心に響きました。大切な母を“施設を預ける”という感覚にどうしても抵抗がありましたので、その一言にとても救われました。ここ以外の施設は見ていません。ほぼ即決です。直感は間違っていませんでした。おかげさまで頻繁に会いに来ては動画を撮って、離れて住む兄妹たちに送ったり、母が一所懸命生きる姿を間近に見て、触れて、家族みんなで情報共有できていることは、つくづくありがたいことだと感じています。

スタッフとの心地よい関係が表情を和らげ精神の安定にも

入院中はゼリーを1日3~4口しか食べられなかった母が、日によって調子に差はあるものの、今では時々自分でコップを持って飲んだりできるまでになりました。ナーシングさんでは母が好きなこと、好きな物、これまでどんな生活をしてきたかをとことん聞き取りした上で、日々臨機応変に対応してくださっています。「なかなか食事が進まなかったけれど、少し醤油を足してみたら食べられたよ」「あんこが好きだからお汁粉は飲んだよ」と、面会のたびに色んなエピソードを報告してくれて。私たちもやりたいことや聞きたいことを、気がねなく言い合える関係は、本当に心地がいい限りです。スタッフからのアドバイスで、居室のベッドを窓が見える位置に変えたら、表情がぐっと明るくなったりもしました。賑やかな雰囲気が好きな母が、病院では天井を眺めながら寝ているだけで、いつも辛そうな顔をしていましたから、ここに来て表情が和らぎ、笑顔が見えるようになってほっとしています。

今年のお正月には外泊の許可を取り、家族みんなで実家で年越しをしました。暖かくなったらまた連れてきたいねと家族にも張り合いが出ますし、母を通して会話が増え、絆がさらに強まったように感じます。いつまで生きられるか、あと何度会えるのかわからないからこそ、病院を出て、ナーシングさんに出合えて、母も家族も幸せだなと感謝する毎日です。

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