介護保険は高齢者の介護を社会全体で支える制度
人口の高齢化が進むとともに、老化に伴う病気やケガによって介護が必要になる人が年々増えています。もはや家族や親族だけで介護を考え、支える時代ではありません。社会全体で、解決することが必須なのです。そうした現状に対応するため、2000年4月に介護保険制度がスタートしました。
介護保険制度の目的は、高齢者の介護を社会全体で支えること。公的な医療保険などと同じく、国民が負担する保険料を主な財源とした社会保険制度により、介護サービスに必要な費用をまかなうものです。利用できる介護サービスの種類は必要に応じてさまざまですが、自己負担は所得に応じて利用したサービス料の1〜3割です。残りの7〜9割は保険から給付されます。